昨日は丹沢 塔ノ岳を登ってきました。
通称「表尾根縦走コース」
ヤビツ峠から塔ノ岳山頂を目指し、大倉バス停を目指すルートになります。塔ノ岳初心者にはおすすめルートとの事です。
- 秦野駅
- バス移動
- ヤビツ峠(登山スタート)
- 表尾根
- 塔ノ岳
- 大倉尾根
- 大倉バス停(登山ゴール)
- バス移動
- 渋沢駅
秦野駅~ヤビツ峠
秦野駅からヤビツ峠行のバスが出ているのでそれに乗車します。昨日は土曜日でしたので7時代が始発で最終は9時4分発のバスです。それに乗り遅れないように注意します。
土曜日だったからかヤビツ峠行のバスは激混みでした。特に8時24分発は。1台では無理そうでこの日は2台で運用していました。多分始発はもっと混んでいるかも。バスでヤビツ峠までは50分ぐらいかかるので、ゆっくり座って行きたいのであれば早めに行くのがいいかと。自分が乗った9時4分発のバスはそこまで混んでいませんでした。ただ登山スタートするには少し遅い時間になってしまいますが。
ヤビツ峠 9時50分
ヤビツ峠からの出発です。最初はアスファルトですが、50分ぐらい歩いたところで本格的な登山道入り口に着きます。
ヤビツ峠からは大山にも行けるので、子連れでバスに乗っていた人達は大山へ向かったんだろうか。バスに乗っていた人数に比べ、塔ノ岳方面へは人が少ない感じでした。
ヤビツ峠~二ノ塔~三ノ塔
ここからはまず三ノ塔を目指します。
登りは続きますが、舗装されている道が多いので比較的歩きやすかと思います。
道中開けたところも出てくるので景色は綺麗です。
江ノ島もかろうじて見える。もう少し寒い季節とか空気が澄んでいれば景観は最高だろうなぁ、と思いつつ。
所々こういった所が見れるので、歩いていても飽きない。
二ノ塔 11時30分
三ノ塔の手前、二ノ塔に到着。二ノ塔といいつつ特に何もないところなので(休憩用のベンチはある)小休憩はさんで三ノ塔を目指します。
道中富士山も見えたりします。ギリギリ見る事ができました。
もちろん富士山以外でも景観は素晴らしいです。
さて、三ノ塔直前は少し急な岩道になります。距離は短いですがなかなかに体力奪われます。
三ノ塔 12時00分
三ノ塔到達。ここからの景観も良く、富士山も見れます。正直三ノ塔を目的地にして登山もいいかと思います。
開けた場所なので、ここでお昼休憩をしている人が多くいました。ただ激混みではないのですごし易い感じです、まぁ時間帯が大分遅れているからか、特に塔ノ岳山頂(日帰り)目指すには遅いぐらい。
三ノ塔からも今回の我々のゴール地点である大倉バス停に下る事ができるので、体力、時間が怪しければ下山する事も出来ます。自分は正直どうするか迷いました。体力より時間が非常に怪しかったので。。。しかし好奇心の方が勝ったので予定通り塔ノ岳山頂を目指す事にしました。
目的地の塔ノ岳山頂まであと半分、ふぅ先が長い。
三ノ塔までは大山を登る事が出来ればまぁそこまで難しくないです。
ここから表尾根を歩きつつ烏尾山山頂を経て、塔ノ岳山頂を目指します。ここから見ても遠い。
三ノ塔~塔ノ岳
昼休憩をはさみ三ノ塔を出発し塔ノ岳山頂を目指します。ここからはアップダウンを繰り返し、なおかつ岩場やら非常に歩きずらいルートが阻みます。まずは烏尾山の山頂を目指します。
しばらくは緩やかな道が続き、下る感じになります。周りの景観が素晴らしいのでそれも見ながら、しかし歩く登山道が狭いので落ちないよう注意。
油断すると転げ落ちそうな道があり、三ノ塔あたりで体力を使い切っている場合は少々危険です。しかしこんなのはまだ序の口でした。
狭いですが、比較的歩きやすい道が続きます。
烏尾山 13時00分
岩場を下ったりとありましたが、それを除けば比較的歩きやすいです。
次はここから行者ヶ岳を目指します。
行者ヶ岳の山頂までは少し登りますがそこまで急ではないですが、ここから鎖を使って登ったり下ったりするところができます。なので手袋とかあると便利かもしれません。自分を持ってなかったので素手でいきましたが、素手でもなんとかなる。しかし滑り止めのない軍手とかはやめておいた方がいいです。滑ったりすると危険なので、それなら素手の方が安全だと思います。
鎖を使って下ったり登ったりと。
行者ヶ岳 13時30分
ようやく行者ヶ岳まで、ここまではそこまでキツイ感じはしませんが、ここから一気に勾配がキツくなり、崖のような岩場だったりを登ったり下ったりします。そこそこ体力奪われた今の状態で果たして行けるのだろうか、といっても戻る事も大変だからそのまま進む。
こんな感じの道を登ったり下ったりを繰り返します。道も狭いので滑落注意です。岩場の道は滑りやすいのでかなり注意深く歩きました。しかし周りの景観はいいので、少し立ち止まり休憩がてら景色をみて体力回復を繰り返しなんとか登る事に。
新大日 14時30分
ここまで来ると塔ノ岳まであと少し。
道中木ノ又小屋(写真撮るの忘れた)があり、ここで休憩したり、宿泊できたりもします(週末限定??)。この日は店員もいて宿泊できるよとの事でした。
ここで自分らが塔ノ岳目指すんだけど日帰りは大丈夫か?と聞いて、大倉までの下山を考えるとやはりギリギリとの事、塔ノ岳山頂で宿泊した方がいいかもとアドバイスを貰いました。たしかに時間ギリギリなんだよなぁ、とりあえず山頂目指してから考えることに。
少し休憩して出発。
登りが続きます。
さらに山頂までは急な階段や岩場が出てきます。もうここまで来たら根性で登っていました。
目標地点の塔ノ岳山頂にある尊仏山荘が見える、目標地点が見えると体力が限界でも、根性で登り切る事ができる。あと一息。
塔ノ岳 15時20分
ギリギリの体力で登り切ることができました。何度か諦めそうに(ぶっちゃけ三ノ塔で下山しようかと思った)なったか。あきらめなくて良かった。疲れたけどなんかこう満足感がでてきました。
宿泊可能な山荘。特に予約なしでも宿泊できます。この日も土曜日でしたが宿泊することができるとの事です。
山荘の人に今から大倉への下山は間に合うか聞いてみて、ギリギリ大丈夫との事。周りの人達もこれから下山するみたいなので。悩んだ挙句下山する事に。大体3時間弱かかる、道中は暗くなそう。今からだとライトは必須みたいです。
しばらく休憩したら大倉バス停を目指して下山します。もう少しゆっくりしていたかったが時間がアレなので少し急ぐ事に。
塔ノ岳~大倉バス停
さて、ここからはほぼ下りだけになります。ひたすら下ります、しかし勾配は急なので、体力というより足にきます。
少し下ると分岐点があります。鍋割山を目指すのであれば、右に行きます。今回は大倉を目指すので左方向へ。
緩やかな道もありますが殆どが急な階段だったり岩場だったりします。ただ登ってきた時あった鎖の崖はなかった思います。極端な勾配ありませんが、急であることは変わりません。岩場は特に滑りやすかったり気を付けるところが多かったです。
花立山荘 16時20分
道中は何か所か小屋であったり山荘があったりします。トイレ休憩もできます。
堀山の家 17時00分
下山してから約1時間半ぐらいか、ようやく半分ぐらいまできたかな。
道中野生の鹿がいました。この辺は結構いるのだろうか、2~3頭は見かけたと思います。
見晴茶屋 17時40分
ベンチがあるのでここで休憩を。ここまで急な階段だったり岩場だったりを下ってきたのでかなり足にきてます。座りながらここで寝ようかと思いました。またこの時間帯から大分暗くなってきたのでさてどうしたもんかと。しかし止まるわけにはいかないから出発する事に。
周りを見てわかるように真っ暗です。ライトがないとかなり危険です。この辺も岩場だったり、道も狭かったりするところもあります。今回はスマホのライトでなんとかしのぎました。片手は塞がりますがないよりはマシ、また意外にもスマホ(自分はiPhoneですが)ライトかなり強力で、ここまでくれば最初の方のような急な下りは少なかったのでなんとかいけました。
ようやくここまで下山できました。もう一息。
大倉バス停 18時30分
ようやくゴールの大倉バス停に。ここから渋沢駅に行って帰宅します。
ヤビツ峠から約8時間半、疲れた。しかし登山をしてきた満足感はありました。道中の景色も良く、規模の小さいロッククライミング的要素もあって、大変は大変だけど色々な刺激があり飽きのこない登山でした。ただ初心者はかなりキツイと思うのである程度は体力必要です。自分も道中何度か心が折れかけました💦
始めての人はヤビツ峠から登って、まずは三ノ塔を目指し、まだまだ余裕だったら塔ノ岳を目指すといいです。また日帰り登山であれば早めの時間に出発し、万が一を考えてライトも持参した方がいいです。
今度はもう少し体力つけてからまた挑戦したい。満足できた登山になりました。
↓今回の行程
- ヤビツ峠・・・・9時50分
- 二ノ塔・・・・・11時30分
- 三ノ塔・・・・・12時00分
- 烏尾山・・・・・13時00分
- 行者ヶ岳・・・・13時30分
- 新大日・・・・・14時30分
- 塔ノ岳・・・・・15時20分
- 花立山荘・・・・16時20分
- 堀山の家・・・・17時00分
- 見晴茶屋・・・・17時40分
- 大倉バス停・・・18時30分
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