こんにちは!年間120万円のおこづかい(配当金)が目標なんて、すごいですね!
信託報酬が「安い」高配当の米国ETF(上場投資信託)について、小学生でもわかるように説明しますね。
1.「おこづかいをくれる株の集まり」を探そう!
投資信託やETFは、「いろいろな会社の株を一つにまとめた袋」みたいなものです。その中でも「高配当」というのは、たくさんおこづかい(配当金)をくれる会社の株を集めた袋だと思ってください。
2.「信託報酬が安い」とは?
これは、その袋(投資信託やETF)を管理してくれる人(運用会社)に払うお駄賃のことです。
- お駄賃が高いと、せっかくもらったおこづかいが減っちゃいます。
- お駄賃が安い(信託報酬が低い)と、もらったおこづかいが手元にたくさん残ります。
プロの投資家さんは、この「お駄賃」が特に安い袋を探しているんですね!
3.おすすめの「お駄賃の安い袋」3つの米国高配当ETF
さっき紹介したアメリカの「高配当株の集まり」の中で、特に人気で「お駄賃が安い」3つの袋(ETF)を紹介します。
袋の名前(ティッカー) | どんな集め方をしている? | お駄賃(信託報酬) | どんな人におすすめ? |
VYM | 「配当金が多い」 会社を幅広く集めた袋。成長も少し期待できる。 | すごく安い (0.06%) | 株がたくさん入っていて、安心して長く持ちたい人。 |
HDV | 「とっても良い会社」で、配当金が多い会社を厳選して集めた袋。 | すごく安い (0.08%) | 良い会社だけに絞って、安定したおこづかいが欲しい人。 |
SPYD | 「一番おこづかいが多い」 会社を平等に集めた袋。 | すごく安い (0.07%) | とにかく今すぐ、たくさんのおこづかい(配当金)が欲しい人。 |
米国高配当ETFであるVYM、HDV、SPYDの配当利回りは、時期や参照するデータによって変動しますが、直近のデータでは以下のような水準となっています。
ETF名 | 配当利回り(目安) | 参照日 |
SPYD (SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF) | 4.49% ~ 4.73% | 2025年10月15日頃 |
HDV (iShares Core High Dividend ETF) | 2.68% ~ 3.59% | 2025年9月1日頃 |
VYM (Vanguard High Dividend Yield ETF) | 2.45% ~ 2.85% | 2025年9月30日頃 |
さて「年間120万円」のおこづかい(配当金)をもらうために、いくらのお金(元本)をETFに預けておけばいいか、というお話ですね!
4.年間120万円のおこづかいに必要な「元本」は?
この答えは、「おこづかいをくれるものの利回り(もらえる割合)」によって変わってきます。
たとえば、お父さん(ETF)が「預けたお金の4%をおこづかいとしてあげるよ」と言ってくれたとします。
この場合、年間120万円をもらうには、3,000万円を預けておく必要があります。
おこづかいの割合(利回り) | 年間120万円のおこづかいをもらうのに必要な元本(預けるお金) |
3% | 4,000万円 |
4% | 3,000万円 |
5% | 2,400万円 |
5.なんで、こんなに大きな差が出るの?
お小遣いのもらえる割合(利回り)が高いほど、少ない元手で、たくさんのおこづかいをもらうことができます。
- 利回りが低いお父さん(3%): 120万円をもらうために、4,000万円も預けないといけない。
- 利回りが高いお父さん(5%): 120万円をもらうために、2,400万円で済む。
最初に質問してくれたVYM、HDV、SPYDというETFは、この「おこづかいの割合」がそれぞれ違うので、必要な元本の金額も違ってくる、ということになります。
また、配当金にはそれぞれ税金がかかりますの、必要な元本はそれ以上になります。
投資家さんへのアドバイス
年間120万円のおこづかいを目指すなら、この3つの「お駄賃が安い袋」の中から、
- 一番おこづかいを重視したいなら、SPYD
- 安心感と成長のバランスを重視したいなら、VYM
を選ぶのが良いでしょう。
これらの袋に少しずつお金を入れて、たくさんの会社から定期的におこづかい(配当金)をもらうことで、目標の120万円に近づけていってくださいね!
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