投資の世界でも相場を知る

ふとテレビを見ていたらこんなニュースがやっていた。

画像はネット情報ですが、テレビでも大きく取り上げられていました。

これを見て毎回思う「騙す方が悪いが、騙される方も悪いんだよなぁ」って。

明らかに金融リテラシーが低すぎる。

金融リテラシーとは簡単にいえば「お金に関する知識・判断力」であり要はお金の情報のホント・ウソを見抜ける力だと思っていただければいいかと思います。

最近は貯蓄から投資を日本政府も推奨されており、若者でも投資を始めているもの珍しくない。しかし金融リテラシーが低いまま投資を始めると詐欺やボッタクリの投資を掴ませる恐れがあるので最低限知識を付けてから望むべきである。

さて、最初の話にもどる。

上記の投資案件はお金を預ければ配当金が出ますといったところ。こういった投資はたしかにある。しかし明らかにおかしい。この時点で何がおかしいのか分からないのであれば、まず投資の勉強をすべきである。

答え合わせをすると「月に4%の配当」。絶対にありえないですね。どこが?そう月4%配当

投資の世界では年4〜5%程度が平均と言われています。年4%です、上記は月4%と言ってます。月です。年に換算すると48%、年48%の配当金がでますよと言っている。ありえないですね。ある程度金融リテラシーのある人であれば、この配当金利率を見ただけであっ詐欺だな、と。

騙された原因としては、やはり投資の世界での配当金の利率の相場を知らないのが原因だと思われます。例えばエルメスのバッグが¥5,000円ですって言ったら信じますか?ロレックスの時計が¥10,000円ですと言ったらそれが本物だと信じますか?大半の人はそれは偽物だと分かると思います。つまり相場が明らかに乖離しているからです。

投資の世界も同じです。月4%(年48%)の配当、どうですか??明らかに世間の相場と乖離しすぎです。

相場を知るというのは投資詐欺に引っかからない情報の1つなので必ず身につけておく必要があります。もちろん全部覚える必要はないので、例えば万が一こういった話がきて年利〇〇%の配当出ますよ、と言われたらそれが相場と乖離していないか調べる癖を付けておけばひとまず大丈夫かと思います。

まぁそれ以前に自分は他人(銀行マン、証券マンなど含む)から勧められた投資商品を買うことは絶対にありませんが


ちなみに、今回の詐欺ですが「ポンジ・スキーム」と呼ばれる手法が使われています。

ポンジ・スキームとは高配当金を出すと言って出資者からお金を集め、配当金は出資者からのお金から出す。実際は運用をしておらず、お金が貯まったところでドボンするといった手法になります。投資詐欺のほとんどがこのポンジ・スキームと呼ばれる手法になります。

最初は高配当の投資に疑う、そしたら配当金がきちんと支払われた、これはホントだ!!!と思って更にお金を投資する。そしてドボンされる。配当金を出すのは最初の数ヶ月だけで、後半は全く出ない、気づいたら連絡がつかなくなる。

みなさんも投資詐欺には気をつけましょう。

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