報われなかった40代──就職氷河期世代という現実
「努力してきたはずなのに報われない」
そう感じている40代は少なくありません。
1970年代〜80年代前半生まれのいわゆる就職氷河期世代は、バブル崩壊後の深刻な不況の中で社会に出ました。
- 求人がない
- 就職難
- 正社員になれない
- 非正規雇用が当たり前

当時は「仕方ない」と言われた選択が、
40代になった今も給料が上がらない原因として重くのしかかっています。
なぜ40代の給料は上がらないのか
① 就職氷河期という「入り口の不利」
日本は新卒一括採用・年功序列が前提の社会です。
その「入り口」が閉ざされていた氷河期世代は、キャリアの土台が不安定なままスタートせざるを得ませんでした。
- 非正規スタート
- 空白期間
- 転職の繰り返し
これは本人の責任ではなく時代の問題です。
② 非正規・低賃金の影響が40代で表面化
若い頃の
- 非正規
- 低賃金
- 昇給なし
は、40代になると
「管理職になれない」
「給料が横ばい」
という形で表面化します。
一方で企業は
40代=コストが高い世代と見がちで、積極的な賃上げ対象になりません。

③ 新卒は高待遇、40代は据え置き
最近よく聞くのが
- 新卒初任給30万円超
- 若手の高待遇
というニュース。
これは少子化による人手不足が原因で、企業が「辞められると困る新卒」を優先している結果です。

逆に40代は
- 家庭がある
- 簡単に辞めない
- 我慢してくれる
と見なされ、給料が上がらない構造ができています。

「どうしてオレたちだけ…」は間違っていない
40代が抱く不満は、甘えでも努力不足でもありません。
同じ能力・同じ努力でも生まれた年と就職した年が違うだけで人生が変わった世代それが就職氷河期世代です。
では、40代はどうすればいいのか
正直に言います。
会社だけに期待して給料が上がる時代は、ほぼ終わっています。
だからこそ、視点を変える必要があります。
収入を「会社任せ」にしないという選択
40代から重要なのは
給料=会社からもらうもの
という発想を手放すことです。
- 副業
- スキルの切り売り
- そして「お金に働いてもらう」
その代表例が投資です。
なぜ40代こそ投資を考えるべきなのか
- 昇給は期待できない
- 年金も不透明
- 物価は上がり続ける
この状況で
何もしない
ことこそが最大のリスクです。
投資は一発逆転の手段ではありませんが、
「報われなかった時間を、これ以上失わないための現実的な手段」です。

小さく始めるだけでも意味がある
大金は必要ありません。
- つみたて投資
- 長期・分散
- 無理のない金額
これだけでも
「給料以外の収入源がある」という安心感が生まれます。
その安心感は、40代の不満や怒りを行動に変える力になります。
まとめ
- 40代の給料が上がらないのは構造的問題
- 就職氷河期世代が不利だったのは事実
- だからこそ「会社だけに頼らない選択」が必要
過去は変えられません。でも、これからの10年・20年は自分で選べます。
まずは
「お金の知識を持つこと」
そこから一歩、踏み出してみてはいかがでしょうか。

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