本日の東京市場まとめ
2026年8月7日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比76円安(▲0.12%)の65,606円と小幅に続落しました。
日経平均は62円高の65,746円と反発してスタートしたものの、早々にマイナス圏へ転落。前場は売りが優勢となり、10時42分には一時1,032円安の64,651円まで下落しました。
その後は徐々に持ち直し、後場には好決算を発表したフジクラなどに買いが集中。日経平均も下げ幅を大きく縮小し、最終的には76円安まで戻して取引を終えました。
一方、TOPIXは19ポイント高の4,074ポイントで4日続伸。東証グロース250指数も反発しており、日経平均の下落ほど相場全体の地合いは悪くない一日となりました。
本日の主要指数
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 65,606円 | ▲76円(▲0.12%) |
| TOPIX | 4,074ポイント | +19ポイント(約+0.47%) |
| 東証グロース250 | 724ポイント | +3ポイント(約+0.42%) |
日経平均は続落しましたが、TOPIXが4日続伸している点は注目です。
本日の注目銘柄
🚀 フジクラ(5803)【+12.8%】
5,185円まで上昇し、大幅反発しました。
2027年3月期の純利益を前期比2.1倍の3,260億円と予想。従来予想の2,290億円から大幅に上方修正し、市場予想も上回ったことから買いが殺到しました。
ポイント
- 純利益予想を2,290億円→3,260億円へ大幅上方修正
- 前期比約2.1倍の利益を予想
- AI・データセンター関連需要への期待も継続
📉 エムスリー(2413)【-16.9%】
1,530円まで下落し、大幅反落しました。
第1四半期の営業利益は前年同期比9%減の180億円。主力の製薬企業向けマーケティング支援事業などが振るわず、市場予想を下回ったことが嫌気されました。
ポイント
- 営業利益は前年同期比9%減
- 市場予想を下回る決算
- 通期予想は据え置き
📈 キリンホールディングス(2503)【+3.8%】
3,038円をつけ続伸しました。
カナダの健康食品大手ジェイミソン・ウェルネスの買収を発表。サプリメントなどの健康食品事業拡大への期待から買いが入りました。
ポイント
- カナダの健康食品大手を買収
- ヘルスサイエンス事業強化に期待
- 将来的な収益拡大を評価
📉 レーザーテック(6920)【-13.6%】
37,460円まで下落し、大幅続落しました。
2027年6月期の純利益は前期比16%増の900億円と、2年ぶりの過去最高益を見込んでいます。
しかし、市場予想には届かなかったことから失望売りが広がりました。
ポイント
- 過去最高益更新を予想
- それでも市場期待には届かず
- 半導体株の期待値の高さが改めて鮮明に
📈 湖北工業(6524)【+4.5%】
4,965円まで上昇し反発しました。
長距離海底ケーブル向けの受注増加などを背景に、通期純利益予想を上方修正しました。
ポイント
- 純利益予想を10億円上方修正
- 前期比54%増益を予想
- 海底ケーブル需要が追い風
- 東証プライム市場への区分変更も申請中
本日の相場ポイント
✅ 日経平均は76円安で小幅続落
✅ 一時1,032円安から大きく下げ幅を縮小
✅ TOPIXは4日続伸
✅ フジクラが好決算で+12.8%
✅ レーザーテックは最高益予想でも-13.6%
✅ 決算に対する市場の期待値が株価を大きく左右
今日の特徴は、単純に「好決算なら上がる」という相場ではなかったことです。
フジクラは市場予想を上回る内容で急騰した一方、レーザーテックは過去最高益予想でも市場期待に届かず急落しました。
「業績が良いか」だけでなく「市場予想をどれだけ上回ったか」が重要な決算相場となっています。
来週の注目ポイント
主力企業の決算発表が一巡し、来週は再び米国の経済指標や金融政策への注目度が高まりそうです。
特に注目したいのが米国の物価指標です。
FRBによる金融政策を巡っては、インフレ動向次第で金利見通しが変化する可能性があります。
米国の金利動向
↓
ドル円相場
↓
日本の輸出株・ハイテク株
という形で、日本市場にも影響が波及する可能性があります。
決算相場から、再び「金利・為替・米国経済」を意識する相場へ移っていくのか注目です。
まとめ
8月7日の東京市場は、日経平均が76円安の65,606円と小幅続落しました。
一時は1,000円を超える下落となりましたが、好決算銘柄への買いを背景に大きく下げ幅を縮小。TOPIXは4日続伸しており、日本株全体を見ると底堅さも感じられる一日でした。
個別では、
🚀 フジクラ +12.8%
📈 湖北工業 +4.5%
📈 キリンHD +3.8%
📉 レーザーテック -13.6%
📉 エムスリー -16.9%
と決算や材料によって大きく明暗が分かれました。
来週は決算発表から米国の物価・金融政策へと市場の関心が移る可能性があります。
引き続き、米金利・為替・AI半導体株の動向に注目していきたいところです。
※本記事はマネックス証券「東京市場まとめ」を参考に作成しています。
※本記事は特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

コメント